わが町周辺には、外国から来た人たちが、多く居を構えている。
日本の景気が良かったころに、出稼ぎでやってきた人たちだ。
日本の景気が悪くなった今、多くの外国人が自国へ戻っていった。
それでも、こちらを気に入ってくれたのか、日本に残る選択をした方達も、また多かったのだ。
戦後すぐには、貧乏だった日本人はブラジルに出稼ぎに行って、そのまま住み着いてる。
同じことが国を逆にしてあったという訳だ。
日本の外国人比率は、お近くの国の、中国や韓国の人が占める割合が多い傾向にある。
しかし、わが町周辺は、ブラジルやペルーの方々がその率を上回るのだ。
そうなると、南米系の人たちが、飲食店やお店を、経営することが増える。そうした人のターゲットは意外にも日本人ではない。自国民をターゲットにした店を展開していくのだ。
自国の生活雑貨や食料品を置いた店。ちょいと日本人には着こなしが難しそうな服屋さん。一見入りにくそうな飲食店。
でも日本人が行ってもぜんぜんOK!フレンドリーな彼等は大喜びで迎えてくれる。
そう、おかげさんでこの私は、日本国に居ながら、完全に本場の最強肉料理を
ほんの30分だけ車を走らせるだけで、簡単に食べることができるのだ。
きっとモンゴリアンバーベキュー©もてらじ てっちゃんさんにも負けていない ブラジルバーベキュー
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野菜やスープ、ご飯、スイーツ、果物 なんでもあり
普通のサラダから、ブラジル料理、ブラジルスイーツまで一杯
ドリンクバーもあるし、店内の冷蔵庫にあるガラナジュースも飲み放題
席に着くと、陽気なおっさんや兄ちゃんが、次々と肉を持ってくる
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これがお腹の限界が来るまで無限に続くのだ。
まだ食えるだろ?
これも美味いぜ。2枚いくか?
ほら!焼きパイナップルだ。これでさっぱりしてまた喰え!
これが、ブラジルバーベキュースタイル
シュハスコだ。
シュハスコとは wikiのまんまだが
「シュハスコとは、ブラジルをはじめ、南アメリカ伝統の料理で鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉を刺した肉料理です。岩塩をふりかけて、炭火で長時間にわたって焼きます」
南米の人たちはめちゃくちゃよく肉を食うのだ。
だから食べ方にもこだわりがあって、時間をかけてじっくり焼く
鶏肉の丸焼きなんて、一日中かけてくるくるくるくると鶏を回してる。
家の近くにペルー人の店があって、またそこのが絶品 と話が逸れたが
とにかく、よく肉を食べる連中のお好みのやり方なんだ。間違いがあるはずがない。
ちなみに、ブラジル食材店はお肉が安い。
日本の食肉中間業者を通さないから安いらしい。
オーストラリア産の指三本分極厚のサーロイン肉300グラムが400円だ。
うちはお肉はブラジル食材店で購入する。というか、この安さ!もう他では買えない。
とまた話が逸れた。
とにかく、お肉が大好きで、大量に摂取する人たちによる料理方法なのだ。
なぜ長時間焼いてるのにこんなにジューシーなのか?ってぐらいジューシー。
牛、豚、羊、鶏、ウインナーそしてパイナップル すべてがジューシー。
おなじ牛でも、色々な部位の串をもって、満面笑顔のおっさんが、次々とやってくる。
肩ロースだ。らんぷ肉だ。~~~~~~~だ。と、とにかく色々な種類の肉が食べられるから、肉ばっかり食べても意外に飽きない。
店のお姉さんも、このソースをつけるのよ!と親切だ。
だから、肉を断れない。
いや、断ってもいいらしい。好きな部位だけ食べて苦手な部位は断ったり
今はいいやって後にして、おしゃべりを楽しんだり
向こうの上級者はそうしてる。そして、3時間ぐらい居るらしい。
なんと、時間制限はないのだ。昼からずっと居るなんて荒業もOKらしい。
でも、ジャパニーズは肉の食い方がまだまだなっていない様で
いつも、来たやつを全部喰い、一瞬で腹いっぱいになってダウンしてしまう。
はやく肉の達人にならねばいけない。