東濃とは岐阜の東のほうを指す地名である
場所
場所は岐阜県の東のほう、読んで字のごとく、赤丸の部分の地域だ。
拡大した右側の地図をみると
多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市の5つの市で構成させているのがわかる。
なぜ東濃を?
東濃地方はその魅力が十分に伝わっていない気がするのだ。
まず岐阜市、岐阜県の県庁所在地だ。この岐阜市民はあまり東濃には行かない。
名古屋の街中に行くのよりハードルが高いのだ。電車で行くと名古屋は30分でいけるのに、東濃へ行くのも名古屋経由になる。車でも軽く1時間以上かかるのだ。
観光客も、岐阜というと飛騨、高山、下呂の飛騨地方や
岐阜城や柳ケ瀬のある岐阜市へ行きがちだ。
ここで一発、東濃の魅力をアピールしなくてはいけない。(愛知県民だけど)
カツ丼?
さまざまな魅力がある東濃地方だ。焼き物、日本酒、豊かな自然、多様な観光スポットが存在するなか、私はカツ丼の話がしたい。
ご存知だろうかカツ丼。
これ、トンカツを卵でとじる美味しい丼物だ。
それとソースカツ丼だ。長野県や福井県ではカツ丼といえば
卵でとじたものではなく、トンカツをソースに浸した物がどんぶりの上にのっているのだ。これも美味い。
東濃地方には、このエリアだけで複数種類のカツ丼がある。
ほんの数キロ離れただけでカツ丼が変わる不思議地域なのだ。
東濃のカツ丼たち!!
それぞれの地域のカツ丼と代表的なお店を紹介しておこう。
土岐市 テリカツ丼
ケチャップ風味の和風ソースと言ったらいいのだろうか?和風デミグラス?
とにかくトンカツにもご飯にも合う絶品カツ丼だ。コレだけを食べにわざわざ出かけるレベル。ちちやは単独店舗でファミレスを名乗るいかした老舗でなに食べても美味いぞ。
瑞浪市 あんかけカツ丼
玉子とカツと取り合わせは一緒だが、どろりと餡がたっぷりなのが
あんかけカツ丼だ。戦前に初代店主が考えたもので、カツ丼をもっと安価に提供できないか?と考えて出来たものらしい。当時は玉子が超貴重で玉子を使いたいが量が減らしたいのと、出前でもあつあつでという所から考案されたメニューだ。カツ丼をさらに優しくしたような味でとても良い!
恵那市 上乗せカツ丼
こちらはカツの上に玉子を乗せるスタイルだ。醤油ベースのタレで上に半熟目玉焼き。
この目玉をつぶして食べる丼の楽しさよ!美味い!
(瑞浪市にある満月も同様なものを出しますが、そちらも出身は恵那市の老舗食堂で味も引けをとりません)
中津川市 しょうゆカツ丼
中津川市が醤油だれを推していて、それで出来たカツ丼です。
他のような老舗感はありませんが、こういうのも長年続くと本当の名物になっていくんでしょうな。
まとめ
東濃の魅力といいながらほぼカツ丼の話しかしていませんが
これだけ小さなエリアに多数のご当地カツ丼がひしめき合ってるってすごくないですか?
カツ丼を食べに東濃へおいでよ。