東濃とは岐阜の東のほうを指す地名である!(美濃の東で東濃)
東濃の魅力をお伝えしたい第二段!
前回はカツ丼で、今回はラーメン!食い物の話ばっかりだな!!
前回の記事はこちら↓
お湯割りラーメン???
タイトルのお湯割ラーメンの文字に????となっている人も居るだろう。
どういうことかと言うと
返し(醤油だれ)を、お湯で割ったスープのラーメンなのだ。
私も、その存在をはじめて知ったときは
「なんだそれは!ふっざけんなよ。ラーメンはスープは命!その命の中心が出汁だろ! お湯割り?そんなんが美味いものか。醤油をお湯で薄めたスープなんて飲めたもんじゃない」
と思ったものだ。
実際、普通の醤油ラーメンのスープってどう作るかというと?
当然、店によって色々ある訳だが、基本的には、
・醤油だれ
(これは”返し”と呼ばれ、醤油に酒とかチャーシューの煮汁を混ぜて作ったりする)
・動物の骨を野菜などと一緒に煮込んで出来たスープ
返しとスープを作っておいて、返しをスープで割って作るのだ。
ドキュメンタリーなどでラーメン屋の修行シーンを見たことがないだろうか?
すごい手間を掛けて出汁をとっている。下ごしらえをし、つきっきりで灰汁をとり、各店ともに独自の工夫を行う。ラーメン屋の命ともいえる行為だ。一番手間とコスト、工夫を凝らす箇所である。
お湯割りラーメン美味しいの??
そのスープを作る行為を行わず、ただただお湯で返しを割るだけ。
美味いはずがない!と思う気持ちはよくわかるのだ。(俺も最初そう思ったし)
しかし、東濃には名店と呼ばれる老舗があって、お昼などは行列を作って、そのお湯割を食そうとしているのだ。
チャーシューを作るときに出来る煮汁。
豚肉を醤油や酒などで煮る。その残った煮汁。
たしかにうまいが、それをお湯で割っただけのものが、
果たして、ラーメンのスープと言えるのか?
答。言える。
美味いんだなこれが、お湯で割っただけとは思えない味。
あっさりだがしっかりした美味さ、あっさりを補うのは大きなチャーシュー
この系統のラーメン屋さんはチャーシューが大きいのだ。
そりゃ煮汁もたくさんとれるね。
チャーシューをひと噛み、スープを啜る、麺を頬張る。止まらない。うまい。
説明より食べるしかない。
少なくとも、並んでまで食べている人が居るということが、ひとつの答えでしょう。
でも疑問を解くにはやっぱり食べるしかない。
お湯割りラーメンが食べられるお店!!
大石家 本店 多治見市
代表的なお店、というか、このエリアのお湯割りの王様と言うか元祖と言うか
この店を紹介しなくては始まらない。ここの暖簾分けや再現からこのエリアのお湯割りは始まっている。ここを食べなきゃ始まらない。
瀛客山(残念ながら閉店されました)多治見市
大石家ほど有名じゃないけど、ここもお湯割り
チャーシューのボリュームは落ちるが、少し安くて、大石家ほどは並ばなくてよい。
おすすめ店だ。そういえば名前!えいきゃくざん、と読みます。
あきん亭 瑞浪本店
あきん亭 恵那店
あきん亭は瑞浪、恵那に店があります。
大石家からの暖簾分けらしい。ここも行列店です。
地元客で行列するってことは、美味いってこと
やっぱりこの辺りのソウルフードなんですよ。お湯割りラーメンの味って
他のエリアでもお湯割りラーメン!
長野県
多治見発祥の大石家だが、なぜだか長野県で大量発生しているらしい。
ざっと調べたところ9店舗?!なぜだか本家である東濃より多い。
こちらは食べたことがないからなんとも言えないが、写真を見る限り、同じ系統であることは間違いない。長野が近い人はとりあえずそっちで食べてみて!
松本、諏訪、長野、佐久、伊那、塩尻、箕輪、飯田、にあるようだ。
本当に全域だな。長野のソウルフード化してる。
多すぎるから検索しておくれ!
愛知県
どれも大石家インスパイア店と言えるのかな?
ここにあげたのはいずれも有名店、どれも美味いからね。
新谷 守山区
せきや 名東区
まさ春 南区
常滑チャーシュー 常滑市
岐阜県
東濃以外の地区にもあるのだ。
大石家 可児店
大石家の支店が岐阜県可児市にもあった!
カフェ ガーデン 岐阜市
最後はちょっと変り種を紹介しよう
喫茶店でお湯割りラーメン、しかも本格派で美味いものが食べられるのだ。
立地も岐阜駅から一応徒歩圏内だ。喫茶店なので朝9:00からやってるし。
ここなら岐阜に観光がてら行ける。あっ、でも東濃にきてね。
まとめ
東濃の魅力というより、お湯割りラーメンの魅力になってしまっているが
東濃の魅力を知るきっかけになれば!気に入ればいつかは本店、元祖で食べたくなるはずだしね。
ちなみにお湯割りラーメンは他の地域にもあるみたい(千葉県の竹岡式が有名)だけど、ここで紹介したのは大石家が源流になってる(はず)の店ばかりです。
東濃においでよ。