ダイエット方法を理論と実践に分けて書きます。
理論編
運動は必要か?
ダイエットと言えば食事を減らすか運動するかの二択であると思われています。
食事を減らすのは身体によくないから、運動で減らすべきである。
と言うような話をよく聴きますね。
確かに運動をするということはダイエットに有益ではあるが必須でも最適解でもないのです。
そもそもカロリーで考えること自体が間違っていますが、わかり易いのであえてカロリー計算を使ってお話を進めます。
さて運動で消費されるカロリーですが
10キロ走って600キロカロリーほどです。運動不足の人には凄まじい距離です。楽勝だよ!って人はたぶんダイエットする必要なんてないでしょう。
そして食事で取得できるカロリーですが
ケーキ1切れとカフェオレを飲んだら500キロカロリーです。
ほぼチャラです。10キロも走ったのに軽く間食したらもう終わり。
そもそも体重が増えていたということは、運動しても、さらなる増量を止めるだけで、現状維持が関の山です。
基礎代謝を上げるのだ?
そうです。運動する目的は筋肉量を増やして基礎代謝を上げるのです。それも正しいでしょう。しかし、よく考えてください。たとえばスポーツ選手、運動が仕事のような人たちです。当然筋肉の量は一般人とは比較にならないほど多いでしょう。それに日ごろの運動量だって・・・そのスポーツ選手が太ったりしますよね?
練習をサボっているからだ!それもあるでしょう。しかし筋肉量も多く基礎代謝も高い。多少練習を怠けていても事務仕事のサラリーマンよりははるかに運動もしているはずです。
そのスポーツ選手が太ります。なぜですか?
ちなみに運動を否定しているわけではありません。大いにやりましょう。有益なのは間違いないのです。筋肉あったほうがカッコいいですしね。
食事制限の必要性
基礎代謝が高く、運動量の多い人でも、たくさん食べたら太ります。
理由ですが、たとえばマラソンです。フルマラソンの消費カロリーは2800キロカロリー程度です。
毎日フルマラソン走れる人は居ませんよね?と言うことは相当に毎日運動したとしても普通の人が運動で消費できるのは一日1500キロカロリーぐらいが限界ではないでしょうか?
しかし、食事で1500キロカロリーは簡単に取れます。
カロリーの多い菓子パンなどは一個食べれば500キロカロリーです。おやつに菓子パンと甘いジュース、昼食をおかず山盛りにご飯お代わり。それで終わりです。悲しいですけど。その気になってカツ丼大盛り二杯食べればフルマラソン分ぐらいのカロリーを取れてしまいます。
ですからダイエットには食事制限は不可欠なのです。無軌道に食べていてはどれだけ運動しても痩せません。スポーツ選手が運動しても、夕食で焼肉とご飯を食べまくったら太ってしまうのです。ムキムキの締まった身体のスポーツ選手のブログなどを読んでみると彼等もしっかりと食事制限をしているのがわかります。
食事制限の内容
さて、食事を制限するとは言ってもどのように行おう?世の中には様々な食事制限法があります。これだけ食ってろとか、炭水化物は取るなとか、低GIだとか、一食置き換えだとか、本当に色々です。どの方法も悪くはないですが結構面倒ですよね?これはダメだとかアレを食べなきゃとか、特に仕事をしていて外食がメインの人には難しいことが多いかもしれません。炭水化物取らない昼食ってめちゃくちゃ高くついたり、同僚とランチに行く時にそうワガママも言えませんよね?そこで
間食を絶対にしない
とにかく、これを守ってください。
食事の回数制限、すなわち食事と食事の間隔を空ける事が重要です。
更にルールを課します。
1.間食をしない
これは絶対のルールです。食事の回数は最高でも1日で3回。
出来るならもっと減らしても良いぐらいです
2.水、お茶、コーヒー(ブラック)以外は間食
飴玉一つでも間食です。コーヒーに甘みをつけてもいけません。
ガムもダメ!フリスクもダメ。
ゼロカロリー飲料なども排除する意気込みで
飴玉1個舐めても、食事をした!ぐらいの意識で臨みましょう。
水分補給以外は完全排除です。
3.間食した場合
間食もしたければ自由にして構いません。
ポテチにコーラ?どうぞ!よろしいですよ。
しかし、絶対のルール、1.に描いてある通り食事の回数は決められています。
間食=食事です。ご自由に食べてもかまいません。
しかし、どうぞ次の食事を抜いてください。
飴玉一つの為に食事を我慢できますか?じゃあ飴玉を我慢した方がいいですよね!
救済措置として・・・
ダイエットとは意思です。
自らの意思ではなく、例えば訪問先で「これ行列の出来るお店のケーキよ、たまたま買えたの!食べて♥」なんてご好意100%で出された物を前に「貴様!余計な事を!晩飯抜くハメになるじゃねーか!」と 睨みつけてしまってはいけません。自らの意思外での飲食は救済として次の食事から米やパンなどの主食を抜けばOKって事にしましょうね。
ダイエットしようという意思が崩れていなければ良いのです。
例えば上記のルールを曲解しておやつ食べまくりとかは意思0ですよ。
通常の食事をどうするか?
間食さえしなけりゃよいのか!楽勝だわい!と朝昼晩と大盛りカツ丼を2杯食べていては当然ですが太ります。当たり前の話ですが、通常の食事量がめちゃくちゃに多いのはいけません。現状維持ならともかく、痩せたいなら少し減らしましょう。
朝、厚切りトーストにたっぷりジャムを塗っていたのであれば、厚切り半分にして何も付けずに食べてください。
昼、おかわり自由の定食屋さんでもおかわりは我慢です。
夜、主食を少なくすれば、必要なおかずも減らせます。ご飯を半分、おかずも半分です。
万が一たくさん食べてしまったら次で調整です。
全体的に減らす。そしてしつこいようですが間食は絶対に駄目です。
エネルギーはお腹周りにしっかり蓄えられているので多少減らしても身体に悪いことは無いです。野菜とたんぱく質をしっかりとって、砂糖や精製された炭水化物を避けるとモアベターです。
体重の増やし方
逆を知れば自ずと・・ってことで
アスリートの増量したいときの食事の仕方を紹介しましょう。
通常時は1日3食を食べます。これだと食事と食事の間隔が8時間程空くことになります。そうすると体は空腹状態になります。これを防ぐために、3時間おきに食事を摂りましょう。朝昼晩以外は軽食で十分です。
どうです?朝昼晩をしっかり食べて、間におやつをを入れる。これが体重の効率のよい増やし方です。今まで食事と食事の間に間食していたあなた。アスリートが行う増量期の食事と同じ方法を行っていたことになります。
子供のときのおやつの習慣は、必要なことでした。いわば子供は常に増量期なのです。
大人には必要ありません。
食事の間隔をあけましょう。常にエネルギーを補給し続けていれば、痩せるタイミングがありません。増量期の逆をやってやるのです。エネルギーが切れて初めて蓄えたエネルギーが消耗されるのです。
食べ過ぎてしまったとき
そんなこともあります。忘年会、パーティー、色々な理由で食べてしまうこともあるでしょう。食べ過ぎるのが解かっているときは前の食事を抜くなどの対応も必要ですが、月に一度のことならさほど気にすることもありません。
人は急には太れません!残念ながらあなたは一晩でぶくぶくと脂肪の鎧を身に纏う事は出来ないのです。脂肪を1kg増やすためには7000キロカロリーが必要だとされます。
ではどうでしょう?3万5千キロカロリーを一食で摂取した場合、5kgの脂肪が付くでしょうか?そんなことは出来ません。一気に蓄えることの出来る量にも限界があります。めちゃくちゃ食べて体重が昨日より何キロも増えた!なんてのはほとんど水分です。食べた物の重さであって、太ったわけではありません。
逆に人は急には痩せません!残念ながらあなたが今日何も食べずにひたすら運動に勤しんでも、お腹についたお肉が一日で綺麗さっぱりなくなることもまたないのです。
コツコツいきましょう。
ダイエットはある意味永遠に続きます。目標体重を達成して、翌日から暴飲暴食で、元の体重に逆戻りでは意味がありません。
一日の食べすぎは翌日からカバーすればよいのです。
さあ、朝飯を抜こうか・・・・
しっかりとした理論で効率よく痩せよう!
ダイエットには正しい知識が必要不可欠です。
実践編(精神編)
さて、実践です。カッコして精神と付けたのは、結局は精神力なのです。
意志の力です。ダイエットを実践、実行するという意思、それにつきます。
理論とか知識なんて糞ですわ!!
といきなり矛盾からスタートしますがこれもまた真実なのです。
ダイエットするという意思
これなんですよ、ぶっちゃけると。これさえ、これさえ強固にあれば何もいらない。パーフェクトに意思が強い人がダイエットすると言えばそりゃもう多少やり方が間違っていようが何しようが痩せます。食べるのも我慢するし運動だってするでしょう。それでも痩せなきゃもっとするでしょう。いっぱい食べれば痩せるなんて考える人なんていませんからね。食べなきゃ痩せる、運動すれば痩せるなんて誰でも知ってます。でもそれが辛いから皆ヘンテコなダイエット法にすがるのです。
ダイエットの意思力を強くする
さあダイエットをしようと思った今、その意思を強くしましょう。
何かを始める、始めた事をやり抜く。どちらも強固な意志が必要です。
でも、始めた事を止める、というのもまた意思が必要です。それを利用しましょう。
宣言しよう
家族に友人に同僚に親戚に、ネット上でSNSで、ありとあらゆる知り合いに
ダイエットを始めた!と高らかに宣言しましょう。
ダイエットを始めようと思ってんだよね、えへへ・・これじゃあ駄目!
昨日から真面目にダイエットを始めた!と言おう。
俺はやると決めたらやる男(女)だからさ、ここまで言おう、しっかりと。
もう後には引けないでしょ?ここまで言ったらさ。
宣言した効果
後に引けなくするのと同時に、ダイエットをしていると宣言することで不要なカロリーを避けることができる。ダイエット中を金看板にして誘惑を断ち切ろう。ダイエットしたことのある人も多いので力になってくれたり、情報を教えてくれたりすることもある。
逆に、足を引っ張ろうとする人もいるけど、その人に対して力強く、マジだから!って宣言することでより後には引けなくすることも出来る。なんなら一ヵ月後の体重で罰ゲームでも賭けたらどうだろう?
仲間を作ろう
ダイエット仲間が出来ればほぼ成功したと言っても良いかもしれない。
SNSで仲間を呼びかける、あるいはそういった集団を検索して仲間入りでもいいかも知れません。今現在の友人などでそういった関係になれたら最高ですね。
情報交換や辛さの共有も楽しいものです。俺、昨日の晩飯抜いたんだぜ、なんて。
ダイエットを楽しもう
工夫もまた楽しさに変わります。食事の工夫、運動の工夫、どうしてもお腹が空いたときにどうするか?など。
料理を初めてみるのもいいですよ。
空腹時間をレベル上げと捉えてみるとか
あー辛い、腹減った! ってガンガンダイエットレベルあがっとるやん!
ダイエットは目に見えて成果が解かります。見た目、体重。毎日の体重計を楽しみにしましょう。
世の中にはなかなか努力がしっかりと成果に変わることってありません。
ダイエットはしっかり結果に出ますよ。食わなきゃ嫌でも痩せますから。
毎日の活動がしっかり結果になるのは楽しいものです。
Special Thanks
もてラジSlack ♯Dietチャンネルの皆様
意思の弱い私が多少なりともダイエットに成功できたのは
お付き合い頂いた皆様のおかげです
適切なアドバイスに励ましのお言葉
本当にうれしくありがたいものでした
間違いも多いでしょうが感謝の意を込めまして
得た知識をまとめさせて頂きました
たとえ発言はなくとも見ている人が居るだけでも頑張れました
それどころが親しく接してくれた方にはうれしさ爆発でした
皆様のためにもリバウンドはしないぞ!
・・・なんかこれ今から死ぬみたいだな・・
ダイエットは永遠に続く!